
ここではヘルニアのポイントをおさえ、もっとヘルニアを知るためのヒントをお伝えします。 さて、それでは本日は、ヘルニアの種類についてお話してみようと思います。ヘルニアと言いますと、大概のかたは「椎間板ヘルニア」ともうひとつ「鼠径ヘルニア」を思い浮かべるのではないでしょうか。今回は、もっとも代表的な椎間板ヘルニアです。前回も軽くふれました椎間板ヘルニアですが、この症状になったことがないかたは、まずこの「椎間板」とは何かが、良く分かっていらっしゃらないと思いますので、その説明からです。背骨は身体の中心を通る大変重要な骨ですが、頚椎、胸椎、腰椎、仙骨、尾骨など、非常にたくさんの椎骨が連結して出来ているものなのです。
もしも背骨が、足や腕の骨のように真っすぐで長い骨だとしたら、背中を曲げたり伸ばしたりすることが出来ませんよね。短い骨を椎間板によって繋げているからこそ、自由に曲げ伸ばしが出来るのです。椎間板ヘルニアという症状が、ご理解いただけましたか。前回の説明で、椎間板ヘルニアが、どのような症状であるのか、ざっとではありますがご理解いただけたと思います。椎間板ヘルニアの他にも、もうひとつよく耳にするヘルニアで「脱腸」と呼ばれるものがありますね。
脱腸の正式名称は「鼠径ヘルニア」と言います。読み方は「そけいヘルニア」です。鼠径ヘルニアは、さらに厳密に言いますと、外鼠径ヘルニアと内鼠径ヘルニアに区別されるのですが、内鼠径ヘルニアという症状は、ごく稀なものです。脱出した臓器のことを「ヘルニア内容」と言い、その臓器を包む腹膜を「ヘルニア膜」、そして腹壁からの脱出口を「内ヘルニア門」、または「外ヘルニア門」と呼びます。鼠径ヘルニアは、腹壁が弱くなってしまった老人ですとか、なんらかの重労働をしているかたがた、そしてご婦人などがよく発症します。